田島慎二は、中日ドラゴンズ一筋で活躍したリリーフ投手です。プロ入り後の彼の年俸推移や成績は、多くの野球ファンに注目されてきました。
この記事では、「田島慎二の年俸」に焦点を当て、彼の学生時代の成績やプロ入り後の功績、所属チームでの活躍を詳しく解説します。
田島慎二のプロフィールや彼を支えた家族・妻、子供の存在についても触れながら、彼がどのようにキャリアを歩み、最終的に引退を決意したのかを紹介します。
- 田島慎二の年俸推移とその背景
- 怪我やトミージョン手術が与えた影響
- 家族や子供とのエピソード
- 田島慎二が引退を決意した理由
田島慎二の年俸とプロフィール
プロフィール
- 名前: 田島慎二（たじま しんじ）
- 生年月日: 1989年12月21日
- 出身地: 愛知県名古屋市天白区
- 身長: 181 cm
田島慎二はプロ野球選手としても高めの身長であり、安定したピッチングフォームが特徴です。 - 体重: 87 kg
彼の体重は、プロ投手としての力強い投球を支えるため、体幹の強さにもつながっています。 - 投打: 右投右打
田島慎二は右投げ右打ちの投手で、特に強い肩を活かしたスリークォーターの投球フォームが特徴です。 - プロ入り: 2011年ドラフト3位
田島慎二は中日ドラゴンズにドラフト3位で指名され、プロの世界に入りました。 - ポジション: 投手
田島慎二はリリーフ投手として活躍し、長年中日ドラゴンズのブルペンを支えてきました。 - 愛称: タジ魔神
彼の圧倒的なピッチングから、守護神・佐々木主浩にちなんで「タジ魔神」と呼ばれています。 - 主な特徴:
- スリークォーターから投げる速球と多彩な変化球を駆使した投球が魅力です。
- 最速153km/hのストレートを持ち、フォークボールやスライダーなども投げ分ける多才な投手です。
これらのプロフィールを踏まえ、田島慎二はチームにとって非常に重要な存在であり、長年にわたり中日ドラゴンズのリリーフ投手として貢献してきました。
学生時代成績
- 高校時代 (2005-2007年):
田島慎二は愛知県の中部大学第一高等学校に進学し、2年時の秋に投手に転向しました。当初は捕手としてプレーしていましたが、チームの都合で転向し、ピッチングにおいても才能を発揮しました。3年時には夏の高校野球大会で準決勝まで進みましたが、中京大中京高校に敗れ、甲子園出場は果たせませんでした。
高校時代は甲子園出場こそありませんでしたが、彼の実力は多くのスカウトから注目されました。 - 大学時代 (2008-2011年):
田島慎二は、愛知大学野球連盟に所属する東海学園大学に進学しました。1年時からリーグ戦に登板し、早くもエースとしての活躍を見せます。特に2年時には1部リーグでの活躍が目立ち、防御率2.21を記録しました。
しかし、チームはその後2部リーグに降格します。4年時には肩の故障で一時戦線を離脱しますが、リリーフ投手として秋に復帰し、チームを支えました。この時期、プロスカウトからも高い評価を受け、2011年のドラフトで中日ドラゴンズに3位指名され、プロ入りが決まりました。
学生時代は特に大学での活躍が評価され、プロ入りのきっかけとなりました。
プロ入り後の成績推移
2012年（プロ1年目）
田島慎二は中日ドラゴンズに入団し、ルーキーイヤーに56試合に登板しました。防御率1.15、5勝3敗30ホールドと、即戦力として大活躍を見せました。この年の活躍は新人王争いにも食い込むほどで、チームの救援陣にとって欠かせない存在となりました。
2013年
50試合に登板し、5勝10敗12ホールド、防御率4.76を記録しました。前年の好調さから一転し、成績は振るわない年となりました。この時期にフォーム調整などに苦労しましたが、引き続きリリーフとしての役割を果たしました。
2014年
42試合に登板し、3勝5敗9ホールド、防御率5.12と前年に続いて低調な成績に。リリーフの重要な一員として働き続けましたが、負担がかかる中での投球が続きました。
2015年
64試合に登板し、4勝6敗9セーブ15ホールド、防御率2.28を記録。この年から抑えの役割を担うようになり、チームの勝利に大きく貢献しました。投球フォームをサイドスロー気味に修正したことで、制球力も安定しました。
2016年
開幕から31試合連続無失点というプロ野球新記録を樹立。59試合に登板し、3勝4敗17セーブ18ホールド、防御率2.44と圧倒的な安定感を見せ、チームの守護神としての地位を確立しました。
2017年
63試合に登板し、2勝5敗34セーブ6ホールド、防御率2.87を記録。守護神としての地位をさらに強化し、シーズンを通じて安定した活躍を見せました。クローザーとしての役割を全うし、信頼感のある投手として活躍しました。
2018年
30試合に登板し、0勝4敗15セーブ1ホールド、防御率7.22と不調に陥った年でした。肩の不調もあり、シーズン途中で2軍に降格し、思うような成績が残せませんでした。
2019年
21試合に登板し、0勝1敗5ホールド、防御率6.86を記録。前年の不調が続き、登板数も激減しました。右肘の痛みに悩まされ、シーズン中盤以降は苦しい戦いを続けました。
2020年
右肘のトミージョン手術を受け、リハビリに専念した年となりました。プロ入り以来初めてシーズンを通して一軍での登板がなく、復帰に向けた準備に集中しました。
2021年
手術から復帰し、22試合に登板。2勝1敗8ホールド、防御率2.45と安定感を取り戻し、再びリリーフ陣の重要な一角を担いました。長いリハビリ期間を経ての復帰に、多くのファンからの期待が寄せられました。
2022年
21試合に登板し、防御率4.57を記録。前年よりも成績が落ちましたが、リリーフ投手としてチームに貢献しました。特に経験を生かし、若手投手の指導やリーダーシップを発揮しました。
2023年（引退決断年）
32試合に登板し、1勝2敗10ホールド、防御率4.85を記録。シーズン中盤以降、背中や右肩の故障で登板機会が減少しました。成績は振るわなかったものの、長年の貢献により2024年限りで引退を決意しました。
2024年シーズン
2024年 田島慎二は正式に引退を発表しました。
これにより、彼の12年間のプロ野球キャリアに幕を下ろすことになりました。通算成績は461試合登板、25勝41敗、75セーブ、116ホールド、防御率3.62という立派な記録を残しました。引退後の田島がどのような道を歩むかはまだ未定ですが、これまでの活躍は中日ドラゴンズのファンやチームに大きな影響を与えました。
所属チーム経歴
2012年 – 中日ドラゴンズでのデビュー
田島慎二は2011年のドラフト3位で中日ドラゴンズに入団し、2012年にプロデビューを果たしました。ルーキーイヤーから56試合に登板し、5勝3敗、防御率1.15の成績を残し、チームのリリーフ陣を支えました。この年、新人王候補にもなるほどの活躍を見せました。
2013年 – 中日ドラゴンズ
2013年は50試合に登板し、5勝10敗という成績でした。防御率4.76と安定性に課題が残りましたが、リリーフとしての役割を果たしました。この年、背番号を45から12に変更し、より重要なポジションでの活躍が期待されるようになりました。
2014年 – 中日ドラゴンズ
2014年も42試合に登板し、3勝5敗、防御率5.12と苦しいシーズンでした。しかし、9ホールドを記録し、引き続き中日ドラゴンズのリリーフ陣を支えました。
2015年 – 中日ドラゴンズ
2015年は64試合に登板し、防御率2.28と素晴らしい成績を収めました。9セーブと15ホールドを記録し、チームの守護神としての地位を確立しつつありました。
2016年 – 中日ドラゴンズ
2016年は開幕から31試合連続無失点のプロ野球記録を樹立しました。この年、59試合に登板し、17セーブ、18ホールドを記録し、チームのリリーフエースとしての地位を確固たるものにしました。
2017年 – 中日ドラゴンズ
2017年はクローザーとして活躍し、63試合に登板して34セーブ、防御率2.87の成績を残しました。守護神としての実力を証明し、オールスターにも出場するなど、飛躍の年となりました。
2018年 – 中日ドラゴンズ
2018年は怪我の影響もあり、30試合の登板にとどまり、防御率7.22と成績が低迷しました。この年を境に、彼の成績は下降していきました。
2019年 – 中日ドラゴンズ
2019年は怪我による影響で、21試合の登板に終わりました。成績も防御率6.86と厳しく、この年のオフには右肘のトミージョン手術を受け、リハビリに専念することとなりました。
2020年 – 中日ドラゴンズ
2020年はトミージョン手術後のリハビリ期間であり、一軍での登板はありませんでした。プロ入り以来、初めて一度も試合に出場しないシーズンとなりました。
2021年 – 中日ドラゴンズ
2021年は復帰を果たし、22試合に登板しました。防御率2.45を記録し、リリーフとして再び一定の貢献をしましたが、かつての守護神としての地位には戻ることはありませんでした。
2022年 – 中日ドラゴンズ
2022年は3年ぶりに開幕一軍に復帰しましたが、21試合の登板にとどまり、防御率4.57を記録しました。ベテランとして若手のリリーフ陣を支える役割を果たしながらも、全盛期の成績には及びませんでした。
2023年 – 中日ドラゴンズ
2023年、田島はシーズンを通して怪我と成績不振に悩まされ、6月27日の阪神戦でシーズン初登板を果たしましたが、1イニングも持たずに降板。その後、9月に引退を決意し、プロ生活12年間に幕を下ろすこととなりました。
2023年 – 中日ドラゴンズ
田島慎二は中日ドラゴンズで現役最後のシーズンを迎えました。怪我の影響と成績低迷により、引退を決意。彼はシーズン中に球団へ引退の意思を伝え、最終的に12年間のプロ野球選手としてのキャリアに幕を下ろすことになりました。
田島慎二の年俸推移と引退
年俸推移
2012年 – 1,000万円
田島慎二は2011年ドラフトで中日ドラゴンズから3位指名を受け、1年目の2012年はプロ入り初年度の年俸として1,000万円からスタートしました。ルーキーながらも救援陣の一角を担い、大活躍しました。
2013年 – 3,500万円
2012年の活躍を受けて、翌年には年俸が3,500万円に大幅アップ。田島は引き続きチームのブルペンで重要な役割を果たし、その実績が評価されました。
2014年 – 2,800万円
2013年の成績はやや振るわず、成績低下に伴い、2014年の年俸は2,800万円に減額されました。しかし、この年もリリーフとしての重要な役割を担い続けました。
2015年 – 2,800万円
2015年は、前年から年俸が据え置きの2,800万円でスタート。成績は安定しており、チームの中継ぎ投手として貢献を続けました。
2016年 – 4,200万円
この年、開幕から31試合連続無失点のプロ野球新記録を樹立し、リリーフとして大活躍。これに伴い、年俸は4,200万円に上昇しました。
2017年 – 8,200万円
2016年の記録的な活躍により、2017年には年俸がさらに8,200万円まで上昇。この年、田島は守護神としてチームの抑え投手を務め、34セーブを記録しました。
2018年 – 1億1,000万円
2017年の活躍により、2018年の年俸は1億1,000万円に到達。しかし、成績が不安定になり、次第に年俸は減少することになります。
2019年 – 7,000万円
前年の不振が続いたため、2019年は7,000万円に減額。ここから成績の低迷が目立つようになりました。
2020年 – 4,250万円
2019年の不調と右肘のトミー・ジョン手術が影響し、2020年の年俸は4,250万円に減額。この年はリハビリに費やされ、一軍での登板はありませんでした。
2021年 – 1,500万円
2021年は、前年の手術から復帰し、徐々に投球を取り戻した年です。年俸は1,500万円にまで減少しましたが、再び一軍での活躍を見せました。
2022年 – 3,500万円
復帰後の安定した投球により、2022年の年俸は3,500万円に回復。この年もリリーフ投手としてチームに貢献しました。
2023年 – 3,500万円
2023年は現役最後のシーズンとなり、年俸は引き続き3,500万円。怪我の影響もあり、出場機会が減少しましたが、最後までチームを支えました。
2024年 – 3,500万円
2024年シーズンも3,500万円で契約していましたが、この年をもって現役引退を発表。
トミージョン手術と年俸に与えた影響
2018年以降、田島慎二は右肘の負傷により成績が下降しました。特に2020年に行ったトミージョン手術（右肘靭帯再建手術）は、彼のキャリアに大きな影響を与えました。この手術の影響で、2020年シーズンは一軍登板がなく、年俸も大幅に減少しました。
復帰後は再びチームに貢献し、2021年には年俸が少し回復しましたが、かつての高額年俸には届きませんでした。
田島慎二の家族・妻、子供の存在
田島慎二は、2012年に同学年である妻・茉耶さんと結婚しました。二人には長男の颯士くんと長女がいます。彼の家族は、田島のキャリアを支える重要な存在であり、特に颯士くんとのエピソードは田島のモチベーションを高めるものでした。
息子の颯士くんが七夕の短冊に「パパが一軍に上がれますように」と願いを書いたことが田島にとって大きな励みとなり、復帰に向けた努力を後押ししました。
田島慎二の年俸推移と引退理由を解説！・まとめ
- 田島慎二は2011年に中日ドラゴンズからドラフト3位で指名された。
- 2012年、ルーキーイヤーで30ホールド、防御率1.15と活躍した。
- 2017年には年俸1億1,000万円を記録したが、その後成績が低迷。
- 2020年にトミージョン手術を受け、その年は登板なし。
- 復帰後、2021年には22試合に登板し、防御率2.45を残した。
- 年俸は2017年のピークから2021年には1,500万円に減少した。
- 2023年の年俸は3,500万円でシーズンを終えた。
- 田島慎二は中日ドラゴンズ一筋でキャリアを全うした。
- 彼の最大の功績は2016年の31試合連続無失点記録である。
- 家族構成は妻と2人の子供、息子の応援が彼を支えた。
- 2023年に引退を決意し、その理由は怪我とパフォーマンスの低下だった。
- 引退前の最終シーズンでは32試合に登板し、1勝2敗を記録した。
- 長年中日のリリーフ陣を支えてきたが、引退によりその役割を終えた。
- 引退後、田島慎二は家族と共に新しい生活を始める予定である。
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